【10M3W】甘えさせ≠甘やかし。成長と赤ちゃん返りについて

himaguriです。
10ヶ月と2週間で、自我がさらに強くなったことに触れましたが、最近、娘の様子がまた少し変わってきたので記録します。
同じころのお子さんをもつ方の参考になれば幸いです。
独立した赤ちゃんの赤ちゃん返り
私の娘は、どちらかというと「一人遊びをしたい派」で、わりと一人でもおもちゃ置き場に行って、一人でよく遊んでいます。
遊んでいる最中は一人で集中していて、こちらのことはたまに視線をやって、いることを確認するくらいです。
私や妻が抱っこしていても、一人で遊びたいのか、もぞもぞし出して、脱出を試みることもあります。
今月の頭などは、一人でいつも寝ている布団にはいはいしていき、一人で寝てしまったこともあったくらいです。
親としては、一人遊びの最中は家事などができるし、手がかからなくて有難い反面、逃げ出されると少し寂しいような気持ちもあります。
うちでは、そんな娘のことを「独立した赤ちゃん」などと呼んで、笑っていました。
ところが最近は、2メートルくらい離れるとぐずり出すようになってしまいました・・
よしよし、一人で遊んでいるなと思い、「ちょっとご飯の支度するね」「ちょっとトイレ言ってくるね」と、これまでのように気軽に離れると、不満の声を上げ始めます。
ちょっと長いこと放置すると、泣き出してしまうこともあります。
抱っこをするとわりとすぐに泣き止むので、どこかが痛かったりするわけでもないのでしょうが・・これまで、いわゆる典型的なイメージの「甘えんぼな赤ちゃんらしい行動」をしてこなかったので、妻も私達も戸惑っています。
妻と私で、この現象を「赤ちゃん返り」と呼んでいます。
鼻が詰まって泣くことは、以前は少しありましたが、最近は風邪もよくなってきて、鼻水もあまり出ていないのですが・・
「甘やかし」と「甘えさせ」の違い
ということで、妻一人の時に赤ちゃん返りしたら、抱っこひもで娘を抱っこして連れ回す作戦にしています。
今までにここまで甘えんぼだったことが無いので、逆に甘えさせるチャンスと思い、目一杯甘えさせるようにしています。
世話はかかりますが、娘とのスキンシップを思う存分に楽しめる好機、と前向きに考えています。
「もの」に対しての甘えや欲は、おいそれと満たしてあげるのは考えものですが、こういった「精神面での甘え」は、精一杯応えてあげたいと思っています。
「甘えさせる」ことと、「甘やかす」ことは別物ということです。
これは、「子育てハッピーアドバイス ようこそ初孫の巻」という本に載っていた考え方で、非常に参考にしています。
「抱きぐせ」というのももはや死語になりつつありますが、赤ちゃんが抱っこして欲しいと訴えているのなら、気のすむまで抱っこしてあげたいと思います。
もちろん、寝るのに抱っこが絶対必要、などというケースは、赤ちゃんにも親にもやさしくないので、寝入りグッズで練習する等、工夫が必要だと思いますが・・
幼少期に十分に親に甘えることができなかった赤ちゃんは、成長してから、闇雲にブランドものを有難がったりするなど、ものの価値判断がひとりでうまくできない傾向にあるそうです。
また、個人差はありますが2~3歳くらいまでは、まだ脳に先を見越して我慢をする機能が備わっていないので、我慢が物理的にできないそうです。
しつけの時期も大切ということですね。
赤ちゃんの成長は、相対ではなく絶対評価で
赤ちゃんって、「男子、三日会わざれば、刮目して見よ」ではないですが、ほんとうにつぎつぎと変化が連続してあらわれますよね。
妻とよく話すのは、大掛かりな旅行や、初めての人との出会いなどのイベントがあると、明らかにその前後で、劇的な変化が現れるということです。
今月はその例に沿って考えると、一ヶ月まるまる一家で風邪にかかっていたので、娘の中ではそれもイベントだったのかも知れません。
これまでは、はいはいができるようになった、つかまり立ちができるようになった・・等、体の面での成長が多かったのですが、今回は言葉や精神面といった、心の面での成長がよく感じられました。
親の発する声のマネをして、口の動きをじーっと見て練習したり、カーテンや壁の陰で「いないいないばあ」をやってみせたりしていました。
なんとなくやってはいけないようなことをする時も、こちらの顔色をうかがい、少し考えるようになりました。
育児をしていると、どうしても祖父母や友達との会話の中で、よその赤ちゃんの成長と比較をしてしまいがちですが、赤ちゃんには一人一人、成長のペースがあるので、焦らずに赤ちゃんと向き合えばいいと思います。
うちの娘で言えば、独立した赤ちゃん時代も良いこと、悪いことはありましたが、今だってそれは同じで、良い方に考えれば困りごとではなく、甘えさせるチャンスなのです。
個人的にはすべて「良し悪し」なので、ものごとの悪い方に注目し過ぎてしまうのは、勿体ないことだと思います。
焦りなどのネガティブな心情は、表情や行動で赤ちゃんに伝わり、よくない影響を与えてしまうので、常にポジティブに接してあげたいものです。
赤ちゃんに負けないよう、成長していきたいですね。
以上、甘えさせ≠甘やかし。成長と赤ちゃん返りについて、でした。