【一歳】子育てパパ日記。誕生日に一升餅、選び取りを自分たちで準備してやってみました

himaguriです。
早いもので、先日、ティ子の一歳の誕生日会を開催しました。
招待したのは、父方と母方のおじいちゃんおばあちゃん、4人です。
お店などは予約せず、自分たちでやることを考え、タイムテーブルをつくるなどの企画をして、ホームパーティ風にしました。
子育てをしながら、日々の生活をこなしながら、こういった企画を進めるのには、とても時間がかかります。
でも、実際にそれが実現し、皆が楽しそうにしている姿を見られると、「頑張って企画して本当に良かった」と思えるものです。
今回は、私たちが夫婦で企画したことと、その準備で工夫したこと、おすすめのメニューはどういったことか等、まとめたいと思います。
パパっと読むための目次
コンセプト
誕生日会の企画をし始めたのは、誕生日の1.5ヶ月前くらいからでした。
コンセプトは「頑張りすぎないこと」。
当日にお迎えする、我々親子の元気が第一と考え、ひと月前くらいから、ちょこちょこ無理なく準備できる範囲でやろうと話し合いました。
このコンセプトをあらかじめ共有しておくことで、準備をしている時にも、意識的に余裕を持って行動ができたと思います。
ただでさえ、赤ちゃんとの生活は予想外の出来事の連続です。ティ子も風邪をひいてしまったりしましたが、ほぼ計画通りにいけたのは、余裕を持った進め方を意識できていたからだと思います。
準備を頑張りすぎて、自分たちの体調を崩してしまったら、本末転倒ですからね。
毎日の生活をこなしながらできることは限られます。最初から高い目標を掲げすぎず、やりたいことの優先順位をつけて進めることが重要です。
余裕は、ちょっと持ち過ぎかな?というくらいが、私達夫婦のこれまでの経験上では、ちょうどいいです。
スケジュール
以下が、私たちが立てたティ子生誕祭のタイムテーブルです。
11:00 開場(お迎え開始)
12:00 みんなで昼ごはん
13:30 イベント①選び取り
13:45 イベント②一升餅
14:00 バースデーケーキ入刀
15:45 みんなで記念写真撮影
16:00 お土産を渡して解散
5時間を長いと感じるか、短いと感じるかはあなた次第ですが、子育てをされていれば、これくらいが「余裕を持ちつつ楽しめる最長の時間」だと共感いただけるのではないかと思います。
お客様は家族のみとはいえ、それなりに気を遣いますし、なにより1歳の赤ちゃんの生活サイクルからいけば、お昼寝以外で起きている時間は長くて7時間程度です。
ティ子の場合も、頑張って8時間程度で限界です。眠いときには機嫌も悪くなる傾向にあります。
あとは普段の生活のリズムをなるべく崩さないように、いつもと同じ時間に晩御飯、眠りにつけるように時間設定をしました。
はるばる遠方からやってきてくれる両親を、もっと長い時間もてなしたい、もっと孫と触れ合わせてあげたいという気持ちはあったのですが、我々家族の負担も総合的に考え、このように計画しました。
「短い分、内容を充実したものにしよう」と妻と話し合いました。
前日までの準備
食事
まず、当日のごちそうの手配からです。
お寿司は出前で頼み、祝い酒は宅配、ケーキは事前予約をしておきました。
料理やケーキは、自分たちで作るといった案もあったのですが、当日は自分たちの負担になることをできるだけ減らそう、と話し合い、外注することにしました。
イベント用小道具
次に、イベントの道具の準備です。
選び取りはシンプルに筆、お金、そろばんの3種から選ばせることにしました。
筆は100円ショップで購入し、お金はお金を模したメモ帳を、そろばんは現代風に電卓で代用しました。
そろばん風のおもちゃでいつも遊んでいたので、公平を期すために「初めて見るもの」で統一しています。
一升餅は、父方の実家が農家でしたので、もち米を頂き、それを母方のおじいちゃんに切り分けたものを用意してもらいました。
また一升餅用の風呂敷は、赤ちゃん用リュックをこの際、購入しようかとも思いましたが、まだ使用頻度は少ないと判断したので、大きめのストールで代用することにしました。
飾り付け
部屋のデコレーションは、大きく分けて以下の2つを準備しました。
・壁のデコレーション
・電子写真立て
壁のデコレーションは、100円ショップでバースデープレートとペナントを購入しました。(今の時代、大体のものは100均にあるのですね・・・すごい)
テープさえあれば、壁にペタッと貼るだけで、部屋の雰囲気ががらりと華やかになるので、とてもよかったと思います。
あと、うちの妻が手作りで、「はらぺこあおむし」のあおむしさんを工作して、壁に貼ってくれました。
手作りのものも、独特の味が出てとても面白いです。
電子写真立ては、データを入れて設定さえしておけば、自動で写真が切り替わって表示されるので、話題にもなりおすすめです。
お土産
お土産は、mixi社のサービス「みてね」で作成したフォトブックに、自分たちで絵とメッセージを描き、ティ子の手形足形を出生直後⇔現在と対比させて貼り付けました。
フォトブックの見返し(表表紙、裏表紙を一枚めくった場所です)に、スペースがずいぶんあったので、そこを利用することにしました。
フォトブックは、ひと月ごとに写真を2枚ずつ手動でセレクトし、誕生日用の特別仕様のものを作成しました。(表紙を合わせて23枚選べるので、1ヶ月目~11ヶ月目で作成しました)
これがメインのお土産で、あとは持ち帰りに負担にならないよう、軽めのお茶とお菓子をちょこちょこを詰め合わせたものを作り、準備しておきました。
当日の流れとポイント
開場前
当日は、いつもと同じように朝ごはんを食べたのですが、ティ子はなぜか9時ごろに早々にお昼寝してしまい、起きたのは10時半ごろでした。
10時~11時くらいでお昼寝して、みんなで昼食中に起きるくらいがちょうどいいかなと思っていたのですが、やはり思い通りにはいかないものですね。
とはいえ、開場前にしっかりとお昼寝ができたので、ありがたい誤算でした。
お昼寝の時間をコントロールするために、前日に早めに寝かせたり、当日早く起こしたりするのもいいとは思いますが、やはりいつもの生活の流れに無理なく合わせた方が、負担は少ないと思います。
11:00 開場(お迎え開始)
両親が続々と到着し、お茶を出したり、ケーキの受け取りに行ったりと忙しくなってきましたが、ティ子の面倒を見るという点では、すこし安心になったくらいでした。
いつもは封鎖しているキッチンへの動線も、当日だけは開放していたのですが、やはり見る目が3倍にもなると、子供の行動も誰かしらが見ているので、安心感があります。
二世帯での生活の大きな利点の一つは、こういう点にあると思いました。
12:00 みんなで昼ごはん
受け取っていた寿司とお酒を出すだけなので、スムーズにできました。
また出前なので、お皿なども後で洗うことにして隅に寄せておき、流しのスペースを圧迫することも、手を取られることもありませんでした。
外注しておくことで、自分たちのやることが限りなくシンプルにできるので、こういう時にひとつの手段として、活用する価値は高いと思います。
13:30 イベント①選び取り
ここはMC(司会)技術の見せ所です。
まず選び取りの道具の由来をそれぞれ、説明するといいでしょう。
筆を選べば文章が好きになり文筆家、芸術家に、お金を選べば経済的に困らなくなりお金持ちに、そろばんを選べば計算が得意になり商人、学者に、それぞれ将来なるといわれています。
占いですので、好きなものをオリジナルの解釈と一緒に追加しても面白いです。
ティ子はまっさきに電卓を選びました。理系の両親からなのか、単にボタンが押したかったのかはわかりません・・
選び取りの様子を実況するのも楽しく、皆で盛り上がれると思います。
13:45 イベント②一升餅
一升餅は、「一生食べ物に困らないように」という願掛けを行うイベントです。
「おそらく持てないだろう」という両親の予想の元、はじめから救出の打ち合わせもしていました。
一升餅の重さは約2kg。1歳の赤ちゃんには背負って立つことはほぼ不可能です。
ましてや、立つのもまだ得意ではないですからね。ティ子も、5秒程度自立するのが精いっぱいです。
さて結果は・・・持てませんでした。
泣いてしまうかなと思ったので、選び取りを先にしておいたのですが、やはり正解でした。
ちなみにここも、MCの腕の見せ所です。
由来の説明をしたあと、実際に背負わせ、持てるか!?立てるか!?・・やっぱり立てませんでした~・・・でも!という流れで、「立てない場合も、長く家にいて、親孝行をしてくれると言われています」と締めくくると、すわりがいいように感じました。
15:00 バースデーケーキ入刀
昼ごはんや、途中での授乳もあり、ケーキの時間は後ろにずれ込みました。
授乳は途中で必ずはさまなくてはならないため、うちでは部屋を仕切って授乳をしましたが、いつもと同じ場所でできた方が、母子ともにストレスが少ないと思います。
ケーキを出す際は、歓談で盛り上がる両親たちの話の切れ目を狙って、電気を消し、ろうそくを立てたケーキとともに登場すると、場面がスムーズに切り替えられます。
昼間なので、真っ暗にはなりませんでしたけどね。
ケーキは砂糖も多いですし、うちのティ子は乳のアレルギーがあるので、見るだけでしたが、それでもきれいなケーキを見て、とても嬉しそうにしていました。
15:45 みんなで記念写真撮影
最後に、部屋のデコレーションをバックに、みんなで写真撮影をしました。
私と妻で、ケータイが二つあったので、「Cheeez」というアプリを使って、遠隔でシャッターを切りました。
あとで写真を見ましたが、100点満点とは言えない出来でした・・・カメラの固定方法やリハーサルなどを、もっとよく詰めておくべきでした。
16:00 解散
予定ではお土産はここで渡すつもりでしたが、中身を見てもらいたいということもあり、食後に渡して見てもらっていたので、あとは帰るだけ、という状況でした。
このとき、両親に時間があり、私達にもまだ余裕がすこしあったので、近所まで散歩をすることができました。
これもうれしい誤算で、全体にわたり当日の負担を軽くすることに努めた結果だと思っています。
17時半くらいまで一緒に散歩をして、その後、解散しました。
やってよかったこと、当日の注意点
イベント2つに関しては、文句なく盛り上がったと思います。
みてねのフォトブックも、大好評をいただきました。データでの共有は日々行っていますが、写真を実物で、手作りのものをプラスしたものを作ると、非常に喜んでもらえると知りました。
地味な点としては、お金などは前もってお断りを入れておいたことで、当日お金絡みで頭を悩ませることがなかったのが、良かったです。
あとは、部屋の換気についてですが、やはり人が増えると、部屋の空気も暖まりやすくなるので、空気の状態や空調の設定に気を遣う必要があると感じました。
ボツ案
デコレーションは、写真を印刷したものをパウチし、リングで束ねたものを作ろう、壁には1歳とわかるような写真を大きく印刷して貼ろう、などといった案も出ましたが、手間が掛かりすぎてしまうため、「みてね」フォトブックと100均プレートを採用しました。
写真撮影は当初、スタジオアリスできちんとした衣装できれいな写真を撮ってもらおうとしましたが、下見に行った結果、予約時間が思ったよりも自由に指定できず、費用がその場で発生してしまい「支払をどうするか」等で話し合いが必要になるため、家での撮影に切り替えました。
また、場所の移動や衣装替えなど、赤ちゃんにとって負担となりそうな要素が多かったので、最後に泣いてお別れするのもつまらないと考えたのも大きいです。
誕生会を終えて
準備、当日の対応ともに大騒ぎの誕生会でしたが、無事に終え、とても良い思い出を作ることができました。
振り返ってみると、これまでやってきたイベントの中で、最も日常に「しわ寄せが行かなかった」です。
徹底して考えていたのは、当日の「考え事」「決め事」をできるだけ少なくする、ということです。
結果的に、その姿勢が当日の自分たちの負担を最小にし、最後まで楽しく過ごすことができたのだと思います。
こういったイベントは、間違いなく特別な楽しみがあるのですが、同時に間違いなく、特別な疲労も伴います。
毎日の生活だけでかなり大変なのに、非日常とあってはそれはもう様々なトラブル、ストレスが発生します。
特にママは、こういったイベントの時にしっかりやろう、盛り上げようという意識が強いので、自分の身を犠牲にしがちです。
こうしたママの想いを尊重しつつ、日常生活を大事に、優先を考えて家族のバランスをとるのは、実はパパの役割なのかも知れません。
イベントも大事ですが、日常生活あってのものですからね。
以上、誕生日会について、でした。