極上の押し心地、こだわりのディテール、もう他には移れない・・・ベビーカー「エアバギーココ プレミア」レビュー。

himaguriです。
うちで使用しているベビーカー、「エアバギーココ プレミア」のレビュー記事です。
ひとことで言うと、「生活シーンに適していれば、押すのも乗るのも快適で、信頼性の高いベビーカー」です。
本当にオススメしたい、素晴らしいベビーカーなのですが、実際に使用してみて困った事など、私達の実体験からすべてお伝えしたいので、あえて悪いともいえる点から説明させていただきますね。
でも、生活シーンさえ合えば、これほどストレスのないベビーカーもありません。
ベビーカー選びは妻よりも私のほうがハマってしまい、何店舗かベビー用品店を男一匹で回って、色々と検証をして選びました。
個人的には、デザインも非常〜にお勧めしたいポイントです。
デザインが気に入っているかいないかで、お出かけ時の気分、足取りの軽さが違います。
エアバギーココシリーズは非常におしゃれで、かつ機能的です。
あなたがパパであれば、このベビーカーは同じパパとして強烈にオススメです。私自身の経験として、周りからの視線が「一変」します。
あなたがママなのであれば、エアバギーを選ぶことで、パパにも積極的に育児に参加して貰えるかも知れません。それくらい男心もくすぐる、ニクイ奴なのです。
それでは、そんなエアバギーの魅力を、熱く語らせて頂きます。
エアバギーココの悪いと言える点
エアバギーの悪い点を「強いて」挙げるならば、
・比較的重い
・車輪に空気を入れる必要がある
このへんになってくるでしょうか。
その他、細かい部分についても触れていきますね。
ベビーカーの中でも比較的、かなり「重い」部類に入ります
まず、重さですが、10.3kgと、価格帯の近い他メーカーのベビーカーの大体2倍です。
数字で書くと分かりづらいですが、10kgはそれだけで1歳児1人分相当です。スイカ2個分、牛乳パック10個分ですね。
赤ちゃんを乗せた状態での持ち上げは、女性には厳しいでしょう。
男性でも、腰を痛めてしまう恐れがあるので、無理をしてはいけない重さです。
これを日常的に持ち上げて、運ばなければならないような生活シーンの方は、この重さを踏まえた上で、よくよくご検討された方が良いでしょう。
車輪に定期的に空気を入れる必要があります
シングルのゴムタイヤが採用されていますので、定期的に空気をいれてあげないと、車輪のハリがだんだん、甘くなってきます。
そうなると、押し心地もいくらか、悪くなりますし、パンクもしやすくなります。
メンテナンスが面倒・・・という意見も、よく言われることです。でもこれについては「単純にそうかな?」という意見もあるので、あとでご説明しますね。
そのほか細かい部分(気になる方もいるかも?)
その他でいくと、背もたれが2段階しかない、という点など。
エアバギーの赤ちゃん用の背もたれは、シートを固定している側面のファスナーと天面のマジックテープにより、2段階の調整が可能です。
角度は、おおよそ80°と20°の2点になります。
ちょっとわかりづらいので、カエルさんを乗せて横から取った写真がこちら。
うちでは通常時と、寝た時の2パターンで分けて使用していますが、使用する方によっては、45°くらいが欲しい、もっとフラットに寝かせたい、等があるかも知れません。
これらのデメリット、実際に使ってみてどうなの?
エアバギーを検討する上で、よく引き合いに出される、「重さ」と「空気入れの面倒さ」の2つのデメリット。
実際に使ってみてどうなのか?順番に書いていきますね。
重いということについて
エアバギーのスペック上での重さですが、実際に使っていてこれを感じる場面って、実はほとんど「ゼロ」なんですよね。
”それを全く感じさせない、軽さ”があるのです。詳しくは、利点の部分でこってりと説明します。
逆に、「軽い」ということを売りにしているベビーカーのサイトなどでは、
片手で簡単にたためて、左手に赤ちゃん、右手にベビーカーというようなかたちで、階段も上り下りができます!
という宣伝をよく見ます。
実際に、ニコニコ楽しそうに上り下りするママの写真なども載せていたりしますね。
引用元:Combi HP
しかし、そのようなかたちが本当に便利といえるかは、疑問です。
まず、両手がふさがってしまう形になるので、転んだ時に受け身がとれません。
ベビーカーを持ち運ばざるを得ないような、足元に不安がある状況下で、親子そろって正面から転倒してしまう危険性があります。
最低限、「抱っこひもとの併用で片手は空け、手すりを持つ」などの工夫がいると思います。
また、ベビーカーをたためるのは、ベビーカーに何も乗せていないときに限られます。
赤ちゃんをおろし、荷物かごを空にし、おもちゃなどのオプションを取り外す・・といった準備が必要です。
ベビーカーの下の荷物かごには通常、おむつやおしり拭きといった、生活用品が常備されることになると思います。
たたむときに毎回、これらを乗せおろしするのは、かなり手間が掛かりますし、うちのようにほぼ毎日ベビーカーで出かける環境ですと、そんなことはやっていられない、というのが本音です。
ベビーカーを簡単にたたんで持ち運べる、というのは、限られた状況下でのメリット。重いというのはそこまでデメリットにならない、というのが、私達のエアバギーを実際に使用してみての、結論です。
実際にそんな(ベビーカーを持ちあげて運ばざるを得ないような)状況に遭遇したのは、年に1、2回程度でした。
だいぶ田舎に住んでいるという自覚はありますが・・・バリアフリーも進み、そんな状況を想定する必要も薄れてきていますね。ありがたいことです。
考えておかないといけないのは、満員電車などで、ベビーカーをたたまないと周りの方に迷惑がかかるような場面でしょうか。そんな場面では、明らかにデメリットですね。
空気を入れる必要性について
大体月に一回、空気を入れることが推奨されていますが、2~3か月入れないでいても、少しばかり「重くなったかも?」という程度で、走行性にはさほど問題はありません。
ほぼ毎日使用していても、です。
ただ、空気を入れた直後の押し味といったら、それはもう素晴らしいです。極端に言ったら、「押したくなってしまう」感じ、です。
この感覚はゴムタイヤでしか実現できませんね。
普段、その感覚を満喫するため、ストレスを感じないために、空気入れ(メンテナンス)は必要です。
メンテナンスフリーは所詮、幻想です。かたちあるものはすべて壊れゆき、使用感が悪くなっていくのです。。
メンテ不要!と謳っているものの方が、長く使えば使うほど、アヤシくなってくるものです。
前もって空気を入れておくだけで、しばらくはスムーズに押せるのであれば、大変さを自分の好きなタイミングに持ってこれる分、より「ストレスフリー」ではないでしょうか?
しかも、これまた後述しますが、付属の携帯「空気入れ」がすばらしいのです。サッと出してパパっと入れられます。
空気入れ、という言葉通りのイメージほど、手間暇はかかりません。
こういった背景から、空気入れもそこまでデメリットとは感じていません。
エアバギーココの良い点
それではいよいよ、エアバギーココの、使っていて良い、と感じる点について。
・押し心地
・安定感、安全性
・カッコよさ!
3つに分けて、順番に説明していきますね。
極上の押し心地
なんといってもコレです。
10kgものウエイトからは想像もつかない、押し心地のなめらかさ。
指一本でも前に進めることができます。スーパーのカートよりも断然、軽いです。
メーカーのHPにはこう書かれています。
なぜ重いの?
赤ちゃんの安全を第一に考え、
「持って軽い」よりも「押して軽い」に
こだわっているからです。
押して軽い、というところには自信があるようですね。でもこれは間違いないです。
確かに、初めて押したとき思わず「おお~?」と感動したのを覚えています。
押していて、乗っていて、限りなくストレスが少ない
車輪が圧倒的に大きいので、小さな溝や段差に”ハンドルを取られる”ことがないのです。
小さな車輪だと、溝にがちっとはまり込んでしまい、抜けるのに大きな力を要したり、細かな路面の凸凹も拾ってしまうので、赤ちゃんにも運転者にも、ストレスを感じさせてしまいます。
そういった意味でも、運転していて非常にストレスの少ないベビーカーだと思います。
振動も少なく、乗り心地はかなり良好なのではないでしょうか。うちの娘も、とても快適そうに乗っています。
曲がるときもなめらか。コーナリングにも隙なし
前輪が回転するので、曲がるときも全く無駄な力を加えることなく、スムーズにハンドリングができます。
肘から先だけで動かせる感覚です。
スーパーのカートなどは、腕で振り回して向きを変えないといけないですよね。フリーな車輪が多いと、全体が滑ってしまうため、ああなるのです。(この感じ、伝わるでしょうか・・・)
その場でくるりと回転し、向きを変えることも思いのまま。小回りもききます。
これらの押し心地、乗り心地については、実際に運転してみるのが一番ですが、例えるなら、自転車に空気を入れた直後の、スムーズな乗り心地をイメージしてみると良いかと思います。
こればかりは文章や写真では伝わりにくいかもしれませんね。
是非、ベビーカー売り場で体感してみて下さい。
安定感が段違い
他のベビーカーと比べて重く、大きくてゴツ目のエアバギーココですが、他のベビーカーと比べて、圧倒的に安定感があります。
横倒しになりそうになってヒヤリとしたことは一度もありません。
全体に通っている長方形のフレームが強固で、ゆがみ、きしみ等、1年以上、ほぼ毎日使用しても、一切ガタがきていません。
中間に通っているフレームガイドは全周溶接(高温で金属を溶かし、継ぎ目なく一体化させること)。ちょっとやそっとでは変形しない、こだわりの強度です。
大切な赤ちゃんを乗せて、自分より前に出して歩くものですから、丈夫なつくりの方が良い、と私は思います。
また、成長する赤ちゃんの体格に合わせて、サイズを細かく調整できるようになっています。
ベルト長なんかは、スルスルで調整できるのは大体どこも標準装備なんですが、エアバギーは固定位置も変えられるようになっています。これ、結構有り難いです。
赤ちゃんの成長に合わせて、安全に長く使えるように考えられていますね。
また、ドーム状の幌(ほろ)にはメッシュ状の窓が設けられており、閉じていても赤ちゃんの様子が見えるようになっています(閉じることもできます)。
横から覗き込んだりしなくて良い分、運転者にとっても安全ですね。
買い物での使用時は、荷物をたくさん掛けられる
ベビーカーで買い物に出かけた時は、荷物が沢山増えますよね。
ついつい買い過ぎてしまう・・というあなたも、エアバギーなら安心です。
ベビーカーの下の荷かごにも、ある程度は荷物が入れられますが、ここって大体、普段使いするおむつや着替え、雨具などの日用品が入っているんですよね。
なので、それ以外に荷物をストックできると便利です。うちでは、持ち手の下のフレームにS字フックをかけ、そこに買い物袋を吊るしています。
買い物の帰りなどでは、ティ子がぐずった時に抱っこひもで抱っこする場合もあるのですが、その(乗せていない)状態でも、買い物袋の重さで転倒したりすることがありません。
これは本体の重量があるからこそ可能になる芸当だと思います。
男心をくすぐるディテール
エアバギーシリーズはすべてそうなんですが、見た目が非常にスタイリッシュですよね。。(ホレボレ)
私がエアバギーを検討し始めたのって、まずはこの見た目に惹かれたからなんです。
3輪ということでまず目を引きますし、ドリンクホルダーや荷かご、ドーム状の幌(ほろ)なんかも、統一感があってとてもカッコいいです。
カラーバリエーションも豊富で、種類も用途に合わせて色々なバリエーションがあり、オプションも多彩です。
うちでは、プレミアのピアノブラックを使っています。
写真をふんだんに使って、男心をくすぐる部分について紹介していきます。
持ち手、手すりがかっこいい
持ち手と赤ちゃん用の手すりにフェイクレザーが使用されています。
しっとりとした質感で、適度な摩擦を持ち、見た目にもなんとなく高級な感じがします。
握るのもよし、舐めつくすもよし(ティ子はいつも前のめりになって手すりを左右にスライドしてしゃぶっています やめなさいと言っても聞きません)
なんだか革って、ずっと触っていたくなるんですよね・・なのでティ子の気持ちもわからんでもないです。
ベビーガード、ドリンクホルダーまでかっこいい
すべて黒単色で統一されています。
どうしよう・・・かっこいい・・
普段はこれもティ子がしゃぶしゃぶしてしまうので、ハンカチを巻いているんですけどね。
※外して丸洗いもできますよ!
空気入れが超かっこいい
個人的に激推ししたいのが、付属の携帯空気入れ(エアポンプ)のカッコ良さ・・・
本体フレームに収納されているのですが、非常にコンパクトでクールです。
大きさは太めのマジックと同じくらいなのですが、変形させていつでもどこでも、お手軽に空気を入れられます。(電車のちょっとした待ち時間でできます)
初めて空気を入れた時、そのスタイリッシュさに思わずときめいてしまいました・・・妻には、あまり共感してもらえませんでしたが。
もう、胸ポケットに忍ばせておいて、「これ使う?」の一言と共にスッと取り出したいくらい(そんなシチュエーションは無いですが。。)気に入っています。
一度空気を入れれば、ひと月くらいは快適な押し心地が持続します。
出かけるのが楽しくなる、そんなベビーカーです!
うちは7か月目にペブル トラベルシステムでの対面式ベビーカー生活を卒業し、現在の前向きスタイルにしているのですが、ティ子は本当にベビーカーの景色が好きそうです。
脚をプラプラさせて、鼻歌を歌っています。
親としても、散歩が楽しくなるとてもおすすめのベビーカーです。
ベビーカー選びの際は、生活シーンにフィットしているかどうか、が重要なポイントになってくるかと思います。
毎日使うものですし、値段もかなり高額なので、自分が納得したものを選びたいですよね。
ちなみにうちの場合は、最後は私が妻にプレゼンして決まりました。
以上、エアバギーココの感想でした。
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