赤ちゃんの好奇心を育てる前向き抱っこ。エルゴ360°がやっぱり使いやすい

himaguriです。
うちで愛用している、エルゴのベビーキャリアについてご紹介します。
使用しているシリーズは、「ergobaby four position 360°」というもので、前向き、後ろ向きの抱っこ、腰抱き、おんぶの4通りでの使用ができるというものです。
猛烈に推したいのが、「前向き」が可能であるという点です!(赤ちゃんを背中から抱っこする形)
赤ちゃんを抱っこして散歩にいきたい・・・でも普通の抱っこでは、ちょっと物足りなさそう・・・
そんなお悩みをお持ちのあなた。
赤ちゃんを前向きに抱っこすることで、赤ちゃんの視界は約3倍、ワイドになります。
今まで見られなかった、新しい発見があるかも?
既に絶大な支持を受けている抱っこひもですが、パパならではの視点で、良い点、悪い点をお伝えしていければと思います。
それではいきますね。
パパっと読むための目次
良い点
エルゴ360の良い点をまとめました。
・肉体的負担が少なく、人にやさしい
・座り心地、座らせ心地、ともに良好
・調整は簡単にでき、パパママ共用もかんたん
・綿100%。赤ちゃんの肌にもやさしい
・前向き抱っこで赤ちゃんの好奇心を育てる←おすすめ
肉体的負担が少なく、人にやさしい
エルゴのベビーキャリアは、人間工学に基づき、赤ちゃんにも、抱っこする方にもやさしい設計になっています。
赤ちゃんは、想像以上に重いです。今現在、娘は10ヶ月になるのですが、体重は9kg。スーパーで買うお米10kgと、そん色のない重さです。
授乳で手首が腱鞘炎になったり、腰痛をこしらえたりするのも、無理もないと実感しています。
このエルゴの抱っこひもを初めて使用したとき、とても驚きました。
ふつうに手で抱っこするよりも、軽く感じるのです。
腕で抱っこすると、腕の重さ分も体の前で支えなければならない分、背中や腰により大きな負担がかかりますが、抱っこひもを使うことで、腕がフリーになるため、体の重心が前に行かず、バランスがとりやすいです。
腰への負担が最小限で済むので、腰痛持ちの方にもお勧めできます。
座り心地、座らせ心地、ともに良好
エルゴの座面は、お尻~ふとももくらいまでの面積があり、かなり広めに設計されています。
縦方向も広く、お尻から背中まで広い範囲をカバーしているので、赤ちゃんにとって安定感があり、とても快適なのではないかと思います。
Combiの抱っこひもを試したこともあったのですが、うちの娘には座りが悪かったのか、泣かれてしまいました・・
座り心地だけでなく、抱っこひもに赤ちゃんを乗せる時も、ゆったりした座面にスムーズに赤ちゃんのお尻をインサートできるので、使い勝手がいいです。
調整は簡単にでき、パパママ共用もかんたん
うちでは、妻も私もこの抱っこひもを使用しているので、頻繁に妻と私の体に合わせて、サイズ調整をしています。
調整する箇所は、腹帯のベルト、両肩掛けそれぞれのベルト、肩掛け同士をつなぐベルトの計4箇所です。
ベルトはスリップジョイント(正式名称はコキと言うらしいです。初めて知った・・)での調整で、角度を高くして引っ張るだけなので、そこまで苦になりません。
肩掛けのベルトは少し緩めにかけ、赤ちゃんを仰向け状態にして寝かしつけるという方法も、うちでは最終手段としてやっています。
綿100%。赤ちゃんの肌にもやさしい
エルゴ製品はポリエステル等の科学繊維を使用しておらず、綿100%です。
これは意外と見落としがちですが、とても重要なポイントです。
赤ちゃんの地肌と抱っこひもが直に触れ合う部分は、足を出す部分と、首から上、口周り、夏場は腕の付け根などになるかと思います。
口周りなどはよだれで常に濡れますし、汗もかきます。それが生地に染み込んでいくわけです。
その状態で長い時間、肌と触れ合ったままになると、あせもや湿疹などの皮膚トラブルの原因になってしまいます。
特に化学繊維の場合は、皮膚との摩擦が自然素材よりも大きいので、より、そうなってしまう可能性が高くなります。
娘もどちらかというと敏感肌の部類ですので、こういった服の素材などにはまず気を遣って見ています。
口周りはタオルをはさんで運用し、抱っこひも自体も定期的に洗浄するようにしています。
赤ちゃんの皮膚トラブルのリスクを減らせることを考慮すれば、綿100%という特徴だけでも、エルゴを選ぶ価値はあると思います。
前向き抱っこで赤ちゃんの好奇心を育てる←おすすめ
ここまではエルゴ製品の共通の特徴で、前置きみたいなもので、360°シリーズのユニークな点である「前向き抱っこ」の有用性について、ご説明します。
抱っこひもを購入したのは7ヶ月目の頭だったのですが、ベビーカーも後ろ向きでのペブルスタイルを卒業した頃で、「外の世界への興味・関心が高まっている」と思える時期でした。
そこで、かねてよりいい評判をきいていた、エルゴの抱っこひもを検討し始めたのですが、そこで初めて、この360°シリーズのことを知り、ほぼ即決で購入を決めました。
理由は、前向きでの抱っこが可能なところ。
ベビーカーでも前を見たがるのに、抱っこひもで後ろしか見られないのは物足りないんじゃないか?と考えたからです。
実際に使用してみて、その考えが正しかったことがわかりました。
娘も、これで抱っこされている時は大変上機嫌で、足をぶらぶら自分から振って、調子のいい時には歌まで歌いながら抱っこされています。
やはり、好奇心が強く、外を見たがるような赤ちゃんであれば、360°は非常にいい選択だと思います。
前向きと、後ろ向き抱っこの切り替えは、足を出す部分のパッチ固定ボタンの付け替えで切り替えられます。
前向きだと、パッチがより後ろ向きに広がるようになるので、赤ちゃんが股を広げる角度も少なくて済みます。
一度これを知らずにやってしまい、ほぼ180°開脚させたまま抱っこしてしまいました・・本人は至ってご機嫌でしたが。赤ちゃんの柔軟性って凄い。
前向きで、親と同じ方向を向くので、鏡などで見ると、娘と目が合います。
楽しいので、いつもマンションのエレベータ等の鏡で、娘と「自撮り」しています。
散歩をしていると、道行く人が赤ちゃんの顔を見てくるので、おばあちゃんに「あら可愛いねえ~」など、声をかけて頂いたこともあります。
最初は恥ずかしかったですが、慣れてくると楽しいものです。
また、おんぶもできますので、家事などをどうしてもしないといけない時などに使用しています。
ただ、おんぶは少し難易度が高いです。
おんぶの状態に移行するのに、まず横向きで赤ちゃんを座らせ、その後、背中に回すという曲芸的テクニックが必要になります。
赤ちゃんが暴れているとまずできませんし、下ろすときも同様にしないといけないので、誤って落としてしまう危険性を考えると、2人でできる時限定にした方が、安全だと思います。
腰抱きについては、使いどころがわからないので、あまりやったことがありません。
悪い点
寝かしつけに使う時は注意。腹帯を外すときに大きな音が出る
うちでは、抱っこ又はおんぶの最中に、娘が寝てしまうこともよくありますし、寝かしつけに抱っこひもを使う時もあります。
その場合、布団にそーっと移動し、そーっと娘を下ろすのですが・・腹帯をその場で外してしまうと、思わぬ大音量にびっくりしてしまいます。
ですので、抱っこひもで寝かしつけを行った際は、娘を起こさないよう、寝室の外に出て、廊下まで移動してから外すようにしています。
腹帯の幅が太く、それだけマジックテープで固定した面積が広くなるため、剥がす際にも大きな音がするんですね。
これについては、着用した際の安定感にも寄与しているので、良し悪しではあるのですが、もう少し音が小さくなるような機構であったら良かったのに、と思います。
嵩張る。比較的重たい
肩も腰も、太いベルトで構成されているため、また赤ちゃんと親の体の曲面を意識して作成されているせいか、たたみにくいです。
背もたれの部分もかなり厚い生地を使って織り込まれているので、全体の重量もそれなりのものになっています。
こういった持ち運びの便利さや取り回しの手軽さにスポットを当てた製品ではないので、エアバギーココと同様、重装備型ということですね。
夏場は暑さ対策が必要
これも宿命的な問題かもしれませんが、ベルトが太く、生地も厚いため、なかなか夏場の炎天下での運用は厳しいと思います。
赤ちゃんはただでさえ体温が高く、また体温調節もまだまだ未熟なため、熱中症にならないよう細心の注意を払う必要があります。
通気性の高い他の抱っこ紐か、ベビーカーとの併用で、暑さをしのぐ工夫をしたいものです。
まとめ
◎良い点
・肉体的負担が少なく、人にやさしい
・座り心地、座らせ心地、ともに良好
・調整は簡単にでき、パパママ共用も容易
・綿100%。赤ちゃんの肌にもやさしい
・前向き抱っこで赤ちゃんの好奇心にも良い
×悪い点
・寝かしつけ注意。腹帯を外すときに大きな音が出る
・嵩張る。比較的重たい
・夏場は暑熱対策が必要
エルゴ360°について、実際にうちで使用してみての内容をまとめました。
ベビーカー同様、使う場面の多いツールですし、お値段もそれなりですので、よくご検討されることをお勧めします。
ただ、世のパパママから多くの支持を受けている商品で、私達が使った結果としても自信を持っておすすめできるものなので、記事としてまとめさせて頂きました。
デザインも豊富に種類があり、パパ視点で見ても大変おしゃれです。
参考にして頂ければ幸いです。