てふてふ「パパ一緒に遊んで」イベントを共催し、新しいパパ育児の風を感じてきました

himaguriです。
この度、京田辺市の「パパ一緒に遊んで」イベントに、再び参加してきました。
前回参加時の記事はこちらになります。
しかも、前回と違って今回は、ほぼ共同主催者として「仕掛ける」側の立場での参加です。
い・・・一体どうしてこうなった・・・!
でも、立場が違うと、見えてくるものも違いましたね。
現役パパさんたちの生の声に触れることで、大げさでもなんでもなく、「新しい時代の流れ」みたいなものを感じることが出来ました。
パパイベントに興味をお持ちのあなたのために、事の顛末と、イベントに参加しての感想などを書いていきたいと思います。
パパっと読むための目次
きっかけはこのブログから
以前、パパイベントに参加した際に、スタッフさんとお話をする機会があり、その時にこのブログのこともお話ししたんですよね。
そうしたら、ありがたい事にいくつか記事を読んで下さったとのことで、その後に「パパイベントを企画してみない?」とお声をかけて頂きました。
すこし迷いましたが、同じころのお子さんを持ったパパさん達の意見を聞ける貴重なチャンスでしょうし、なにより純粋に「楽しそう」という思いがあり、お話をお受けさせていただくことになりました。
それが、今回のイベント参加のきっかけです。
事前打ち合わせ
とはいえ、勢いでOKしたものの、子育てに限らず参加型イベントの企画などほとんどしたことのない私にとっては、全くの未知の世界でした。
なので、まずはスタッフさんのイメージを聞き取りし、どういった形のものにするか、すり合わせを行うことにしました。
スタッフさんとの現地打ち合わせ
てふてふにお邪魔して、イベントの前半戦について、どのようなものにするか(後半戦はまた別のおなじみの方がいて、その方に任せてあるそうです)を、色々と雑談も交えつつ話し合いました。
決めなくてはならないのは、持ち時間の分配と、区切った時間で何をするか、です。
それほど長い時間でもないのですが、だからこそ、その限られた時間の中でどういうテーマを掲げて、どんな企画をつくるかの議論は白熱しました。
約1時間程度でしたが、ずうっとしゃべり続けていたと思います。
やはり、子育てひろばを運営されていると、普段から色々と考えるところがあるようで、それをお聞きするだけでも、とても勉強になりましたね。
妻とは事前に、「一緒に打ち合わせできるといいね」と話していたのですが、ティ子が大人しくしていられるはずもなく・・・
結局、打ち合わせ中はずっと遊んで待ってくれていました。妻には感謝しています。
テーマは「パパ友づくり」
そんな中で、テーマとして決めたのは、「パパ友をつくろう」というところです。
いきなり連絡先を交換する!・・というところまではいかなくとも、ちょっとした雑談を交わしたり、どこかで偶然会った時に話ができたり、そんなきっかけ作りの「種まき」ができればOK、というイメージです。
そもそものイベントの尺が、全体で2時間ですからね。まあこれは、子育て家庭の朝の忙しさや、子どもさんのお昼寝タイムのことなど諸々を考慮すると、それくらいが最大になってくると思いますが・・
近年、変わってきているパパ事情
パパイベントを何度も開催してきて、スタッフさんとしては、ここ近年のパパ側の盛り上がりについては、これまでにない手ごたえを感じているそうです。
実際、共働き世帯の増加に伴い、父親が育児をするというのは、ほとんど普通のことになってきているように思います。
一昔前と違い、役割分担の境界線なんかは、私たちの親世代とはまったく違った事情になっています。
私は、いまだに「イクメン」という言葉がもてはやされたり、父親が育児に「参加する」といったり、そうした状況がまだまだあるのは、こうした一般的感覚のバラつきに原因があると思っています。
私が感じてきたものと同じような疑問や違和感を、今のパパさん達は少なからず感じているのではないかな?と想像します。
打ち合わせでも、今の父親世代は、これまでから一歩先に進み、新しい「常識」をそのまま体現していくという意味で、戸惑いや新しい悩みなどがあるのではないか?という話になりました。
これからの父親像はどうあるべきなのか?とか。
ちょっと過激なのだと、「現代の家族のありかた」に対するメッセージ性を暗に含んでおり、炎上したCM(商品名までは、ここでは伏せますが)など、それを上映して、感想を述べてもらうのはどうか・・・という案なんかも出ましたね。
でも、それだと「ジェンダー」や「社会」という、より途方もなく深いテーマにも入っていってしまいかねないし、重くなりがちだし、そんなに時間もないし・・・何より「イベントを楽しみに来る」パパさん達にとって、趣旨の合わないものになってしまうので、無しにしました。
もっと楽しく、ライトな感じで、育児するパパならではの視点で、パパ同士でのトークができればいいなと考えました。
具体的なタイムテーブルとその中身は?
そこで、トークパートを二部構成にし、
①名前、住んでいる場所、仕事、遊んでいる場所など
の「自己紹介パート」で簡単にパーソナルデータを開示してもらって、
②今抱えている育児のお悩み、理想とするパパ像など
の「より深い話ができるパート」で、もっと踏み込んだ話をしていけるような流れにしました。
私のこの時点での考えでは、パパたちは非常にシャイなイメージを(勝手ながら)持っていたので、単純な会話だけでは盛り上がりに欠けるのではないか、という心配がありました。
ただ話を聞くだけではなく、反応したり意見を言ったり、皆でワイワイ参加できるような雰囲気作りをしたかったんですよね。
そこで、②のパートでは、「あるある」と「う~ん・・」の2種類のプラカードを用意してもらい、ただ話を聞いてもらうだけではなく、反応が離した側からも見えやすくする工夫をすることにしました。
そしてさらに、ここからもう一段階はっちゃけて頂くために、トークパートの後ろに「ダンスパート」も用意してみました。
これは、パパたちの出し物として簡単なダンスをマスターしてもらい、みんなで踊るのを最終目標にしたものです。
心の内面に踏み込むような会話をしたあとで、全身を躍動させて自分を解き放ってもらう・・・
この流れを経て、同じ死線(視線)をかいくぐったパパさんたちはもはや戦友(とも)同士となり、強い絆が芽生えることうけあいでしょう。
我ながら完璧なプランです。。※1※2※3
※1 踊りは小さい子にとっても親和性が高いもので、親子のイベントの出し物には最適です。体を動かす練習にもなります。というロジカルな選定理由です
※2 「のせるのが得意」というスタッフさんの適性をhimaguriが最大限、有効活用させて頂こうと考えた結果です。そして結果的に「全員の一番前で見本として踊る」という、私が一番のせられた形となりました
※3 最終的にはなんとなく面白そうな風味でしたので、ほとんどノリで合意しました
当日編
さて、あっというまに当日がきました。
30分前に到着
主催側ということで、イベントの30分前に前入りしました。
さすがに一番乗りでしたね(誰もいないスペースで広々と遊び始めるティ子)。
簡単に直前の最終打ち合わせをしました。
スタッフさん達は慣れたもので、とても楽しそうな雰囲気でした。すばらしいですね。
私はというと、わりと緊張もしていなかったと思います(なんなら妻の方が緊張していたかも?)。
どんな方が来られるのか?どんな会になるのか?楽しみで、わくわくしていました。
10分前くらいから、ぽつぽつと参加者が到着
結構、早くに到着される方もいるんですねー。
なかなか時間通りにできない私達からすると、尊敬の眼差しを向けざるを得ません。
妻などは「す・・・凄い・・・!」と、心底感動していました。
イベント開始!
さて時間になり、参加パパさんもほぼそろったので、イベント開始です。
前回と同じく、私も含めて14人のパパさんのみで、別室に案内されました。
パパと子どもさん、というツーマンセルで来ていた組もいましたので、子どもさんも2人ほどいました。
みなさん爽やかで、40代の方が多かったとは一見思えないほど、若々しかったです。
この時点ですでに、私の親世代を彷彿とさせるような「泥臭い・不器用な」イメージのパパさんはいませんでしたね。
まあ、こういったイベントに参加されるようなパパさん達ですから、(奥様も含め)非常にアンテナが高いのだと思いますけどね。
①自己紹介パート
ここで、スタッフさんからバトンを渡され、私の司会進行のもと、トークタイムがスタートしました。
まずは自己紹介です。
第一印象通り、みなさん弁舌も爽やかです。
「あれ・・?なんか自分の想像していた雰囲気と違うぞ・・」と、ここでまた、予想を良い意味で裏切られました。
もうちょっとシャイな、コチコチした雰囲気を想像していた私は、パパさん達のよどみない自己紹介に驚きました。
何がというわけでもないのですが、さすがです・・・
②より深い話パート
次に、より深い話をしていくフリートークです。
話題は、奥さんとの子育ての分担とか、パパイヤ期についてだとか、子育て中のタイムマネジメント術についてとか色々なところに及びましたが、これが「抜群に」面白かったです。
腹筋が痛くなるくらい、面白かった。
私なんかは基本的に、「あるある」話しかありませんでした。まあ考えてみれば「大体同じくらいの世代で、1~3歳の子どもを育てていて、こんなイベントに参加しにくる人たち」の集まりなので、共感できるのはそれはそれで当然なのですが、想像するのと体感するのとでは、やっぱり違います。
何というか皆さん、きちんと独自のコンテンツを持っているんです。
それなりの熱量を持って、それなりのエネルギーを消費して、真剣に向き合っていないと完成されてこない、世界観がある。
ママ友同士の会話が長くなるのもわかります。
その「自分とは違った世界」の話を聞くのも面白いし、自分だけでは得られない気づきがあります。
それに、語り口が個性豊かで、もう「もしかして原稿作ってから来られたんですか?」と聞きたくなるような「ストーリー」がポンポン出てくるので、全く飽きない。みなさんしゃべりがとても上手いのです。関西ならではの、地域性なのでしょうか・・・?
司会進行なのに、思わず時間が押してしまうほど、夢中で聞き入ってしまいました。
スタッフさんも、楽しそうにお聞きされていて、良かったです。
終わってみると、私の懸念<パパたちはシャイだから・・云々>は、全くの的外れでした。「あるある」「う~ん・・」プラカードも、ほとんど使わなかった(使う必要性を感じなかった)です。
それとこのパートをもっと長く取らなかったのは、反省のしどころですね・・
個人的には、パパの膝に座っていたひとりの男の子が「パパきら~い」「きら~い」とニヤニヤしながら呟いていたのが、とても印象的でした。
いや君それパパのこと絶対好きでしょ!!と内心、突っ込まざるを得ませんでした。
まったく、こちらまでニヤニヤしてしまいましたよ・・ホッホッホ・・
③乱舞パート
後ろ髪を引かれる思いで②パートを打ち切り、次はダンスパートです。
ダンスに選んだのは、「どうしてこうなった!?ダンス」です。
8畳ほどの空間で、パパさん14人が踊り狂う光景は、なかなか非現実的でした。
そしていざ、オープンスペースでも奥様方を前に披露!!まさに「どうしてこうなった」状態です。
でもパパさん達のノリが最高に良かったので(&スタッフの方がノせて下さったので)、連帯感が生まれ、かなり盛り上がることができました。
ホールの一体感を、確かに感じました。
余談ですが、ティ子は普段から家で踊り狂っているので、曲が流れた瞬間の動きは訓練された兵士のようでした・・キレッキレでした。
イベント後半戦へ。私はいち参加者に戻る
そして、後半戦はプレイワーカーこたやんさんという方の司会進行で、壮大なおもちゃ作りや赤ちゃんの遊びの際の怪我などの注意点についてのレクチャーを受けました。
私はいち参加者に戻り、せっせとおもちゃ作りにいそしみました。
心なしか、パパさん同士の会話なんかも、この前よりも弾んでいたような・・・もちろん皆さんのお人柄や、てふてふさんの雰囲気づくりなどあってのことでしょうが、私としても前半戦で、パパさん達の緊張をほぐせたような手ごたえはありました。
そんな居心地の良さをつくる助けになれたなら、いち参加者としてもとても嬉しいですねー。
そしてなぜか、最後に三度ダンスを全員で踊る運びとなりました。
ここまでくると、もう本当に「どうしてこうなった」という思いが、踊りながら私の胸中を駆け巡っていきました・・
まとめ
さて、子育てパパイベント参加2回目でしたが、前回とはまた全く違った世界が覗けて面白かったです。
そよサポさん、スタッフのみなさん、有難うございました。
今後も、日程が許せばどんどん参加していきたいですね。
ブログを運営していると、そこから思いもよらぬ出会いがあるとは聞いていましたが、このような形でリアルにフィードバックされるとは、思いもよりませんでした。どうしてこうなった。
まぁ、ずいぶん楽しめたのでひとまず良し、です。
ティ子も楽しかったようで、寝る前に「いっちょに(一緒に)おどったね、どーきたか(どうしてこうなった)おどったね」なんて呟いていたようで、企画冥利に尽きます。
以上、「パパ一緒に遊んで」2回目の参加レポートでした。