関西から関東へ。妹の結婚式に8ヶ月目の娘を連れて出席した時の話【当日編】

himaguriです。
さて、0歳8ヶ月目のティ子を連れて、京都からはるばる埼玉に行って、妹の結婚式に出た時の話、当日編です。
同じ頃の赤ちゃん(生後半年~1歳)がいて、結婚式にお呼ばれしたけれど、行くかどうか迷っている・・というあなたに向けての記事です。
前日までの具体的な準備などはこちらの記事で書いています。↓
準備編がややお固くなってしまったので、当日編はややお柔らかくなるように頑張ります。
では、いってみましょう!
パパっと読むための目次
当日朝は5時起き。ティ子もいつもは寝ている時間
結婚式当日の朝は5時起きです!
いつもであれば、夜間授乳(2回目)をしているくらいの時間です。
更に妻は、身支度もありもっと早く起きだしていました。
ティ子を起こさないように準備して・・・「へんめー!」起きてしまったら仕方ない、夜間授乳②と見せかけてまた寝ていただいて・・・(目がピカァァァ・゚+ *.。)
起きました。
朝は寝たまま出発して、お昼寝を式の直前にしてもらえれば最高だと思っていましたが・・・(このころのティ子は朝、起きてから、大体3~4時間後にお昼寝する生活リズムだったので、7時~8時に目覚めるのが理想でした)
やはり、早くも赤ちゃんは予想通りにはいきません・・・
行きの新幹線に搭乗。順調だが懸念も・・?
始発の電車に乗り、新幹線にも無事に乗れました。
予定通り、車椅子対応座席に乗ることができ、まずは一安心です。
車内の2時間半では、起きている時は、持ってきたおもちゃや本を使ってあやしたり、窓の外の景色を見せてあげたり、ストローマグで水を飲んだりして過ごしました。
でも、やっぱりいつもの環境とはぜんぜん違うので、結構落ち着かない感じでしたね。
授乳をせがんできた時は、多目的室を利用させてもらいました。
また多目的室で、ぶつ切りではありますが母子ともに少し休めたので、私達としてはとてもありがたかったです。
車椅子対応座席、多目的室など、新幹線移動については以下の記事で書いています。
「新幹線などでは、気圧の変化による耳鳴りで、赤ちゃんが泣いてしまうこともある」と聞いていましたが、ティ子はそれで嫌がったり、泣いたりすることはありませんでした(そういった場合は、月齢の少ない子の場合は授乳で耳抜きをすると良いそうです)。
一番心配していた、新幹線での移動はそこそこ順調にいったと記憶しています。
心配事はひとつだけ・・・
しかし、このときティ子にはひとつの懸念がありました。
それは「便秘」です。
なんと6日間も、まともにうんちが出ていなかったのです。(挙式の3日前に一回だけ、ちょびっと下痢気味のうんちは出たんですけどね)
当時、割と便秘気味で、貯めては出すことを繰り返していたので、気にしすぎないようにはしていたのですが、最長記録でした。
ティ子もティ子で、こうした事態でもニッコニコでそんなことをおくびにも出さないので、ひとまずは差し迫った問題はないと考えていました(事実、踏ん張ってもうんちが出ずに泣いたりとか、おなかが痛そうにしたりとかも皆無)。
挙式までに出るといいね~なんて話していたら、あれよあれよと当日に・・・
これは私たちも非常に心配して、前日の夜などは禁断の「綿棒かんちょう」の手段に訴えてもみたのですが、全く効果が無く・・・帰ってきても出ないようであれば、医療機関での診療も考えるつもりでいました。(だいたい一週間程度が、ボーダーのようでしたので・・)
今思えば、私達の緊張をティ子なりに感じ取っていたのかも知れません。
懸念を抱えながらも、順調に&ご機嫌に移動は続きます。
電車を2,3乗り継いで、式場に到着
東京駅から、電車を数本乗り継いで、最寄りの駅まで向かいました。
1時間程度の移動でしたが、こちらでもおもちゃや車窓からの景色でしのぎました。
景色を見せるのはやっぱり、かなり効果がありますね。
抱っこひもを使うか、スペースに余裕があれば外が見えるようにベビーカーを停めてあげると、興味津々で外を見ています。
ぐずっても直ぐにベビーカーから抱っこできるので、新幹線よりも楽に感じました。
ただ、やはり移動中はまわりに気も遣いますし、体力勝負ですので、男女関係なく子守りする「頭数」と、こまめな「休憩」が必要だと強く感じました。
そのことからも、時間に余裕は持っておいたほうが良いと思います。
会場に到着。着替え等をさせてもらう
綿密な計画の甲斐あってか、会場にはたっぷり1時間半の余裕を持って到着することが出来ました。
そして、式が始まるまでの間に、着替えなど色々と準備をさせてもらいました。
到着が早すぎることだったり、会場で着替えさせてもらったりなどは本来、避けるべきことなのかもしれません・・・が、会場などの環境が許すのであれば、負担の大きさもよく考えて、積極的に採用すべきだと思います。
とにかく移動時間が長く、タフな旅程だったので、移動中の靴や衣服は慣れたものにしました。
そして結果的に、それは正解だったと思います。
妻も娘も晴れ着に
到着と同時に授乳をして、そのまま妻は身支度へ。
ティ子の着替えは私の分担です。
無事、ティ子を正装に着替えさせ、準備完了。
なかなかない機会なので、このときにおしゃれな会場を背景にして、写真をたくさん撮りました。
式の専属のカメラマンさんも、ファインダーをバシバシ切ってくれたので、ちょっと照れ臭かったですね(のせるのが上手い!)。
両家の家族も、徐々に到着していき、まさに予定通り。
・・・・と、思いきや・・ここで、来ました!
丸6日ぶりのうんちです!
優雅なひとときから一転、緊急迎撃態勢に入るため、おむつ替え道具一式をひっつかみ、高速でおむつ替え台のあるトイレへ向かう私。
その切迫した状況とは裏腹に、つい口元がほころんでしまうのを隠しきれませんでした(安心やら何やらで、やたらハイになったことを覚えています)。
幸いにしてその場は結婚式場。祝い・幸せのムードで包みこまれたような場所です。
周りから見ても、笑顔で娘を抱っこし、スマートに去ってゆくパパだったことでしょう。断じてそこに違和感はありません。
その足取りがやたらと早く、行き先がトイレだった部分を除いては・・
無事処理も完了。今度こそ家族全員準備完了!
さすがは6日ぶりとあって、なかなかの重量感と攻撃範囲でしたが、おもちゃを一つ犠牲にして(この頃のティ子は、なんでもカミカミしてしまうので本でもおもちゃでも、渡しておけなかったんです)じっくりと相対することで、すっかり綺麗にすることができました。
トイレから出た我々の顔は、これ以上ないほどに清々しい表情だったに違いありません。
親子でスッキリしたところで、挙式の時間となり、チャペルに場所は移ります。
挙式中の赤ちゃん。そのとき、ティ子は・・・?
チャペルは貸し切り状態で、両家の家族だけだと開放感もたっぷりです。
式の内容は神前式よりで、神父さんと聖歌、生演奏つきのものでした。
私達の式のときも、大体同じような内容だったので、感慨深かったですね。立場が違うと、やはり見えるものも違います。
せっかくなので、妻に教えてもらった、ひと味違った結婚式の見どころをシェアしたいと思います。(私は目からウロコでした)
バージンロードを歩いてくる新婦と、お父さん。
新郎に迎えられ、新婦はお父さんのもとを離れ、先に進んでゆきます・・・
ここで、どうしてもきらびやかな花嫁に注目しがちなのですが、残るお父さんにも注目してみて下さい。
なんとなく、嬉しいのだけれども寂しさも感じているような、そんなお父さんの複雑な立場が垣間見られます。
たとえて言うなら、ちょっと「小さくなった」ように見えます。ほんとうに。
その背中に、なんというか、ドラマを感じるんですよね。。
見たことのない方は、是非、注目してみて下さいね。
妻に教えてもらった時は、「面白い着眼点だな~」と思いました。
ちょっと、趣旨から外れてしまいましたね。でも、パパブログを運営する身としては、どうしても書いておきたかったのです。
さてさて、ティ子さんはと言いますと・・・私に抱っこされながら、うつらうつらし出していました。
まぁ、満足にお昼寝してませんでしたし、少なからず緊張もしていたでしょうから無理もありません。
でも、なにも、聖歌のコーラス中に寝なくても・・・パイプオルガンやら、結構大き目な演奏でしたが、スヤァ・・と寝てしまいました。
そして、式が終わり、記念撮影の時に目が覚め、ちゃっかりと撮影してもらいました。
タイミングとしては、かなり有難いところでしたね・・ぐずったりもしませんでしたし。えらい!
赤ちゃん連れの披露宴
式の後は、披露宴です。
こちらも、とても綺麗で明るい会場でした。(写真はスピーチ中)
家族婚ということで、かなり広めのスペースをふんだんに使わせてもらいました。
懸念していた荷物も、ベビーカーごと会場に持ち込めたので、助かりました。
ここで、スタッフの方に渡しておいた離乳食を、チンして持ってきてもらい、無事ティ子さんとともに家族でご相伴にあずかることができました。
披露宴中一回だけ、授乳をせがんできたので別室で授乳させてもらいましたが、それ以外はおおむね、会場で一緒に過ごすことができました。
ちょっと飽きたりもしていましたが(確か、うちの父親のスピーチ中だったような・・)、テラスに出て外の景色を見せたりすると、すぐ機嫌も直してくれてありがたかったです。
お開きの後では、新郎新婦、あとはうちの両親にも抱っこされたりもしていましたね。みんな嬉しそうで、頑張って一緒に来た甲斐があったなぁ、と思ったものです。
非常に楽しく過ごさせてもらいましたが、食事はゆっくり楽しむことは、あまりできませんでしたね・・
ある程度覚悟していたことですが、好奇心いっぱいの赤ちゃんを連れて(何をヒョイ、と口に入れるか予測不能)、ゆっくりと食事をとるのは難易度「高」ですからね。
更に、「周りに気を配りながら」「お上品に」などなどのサブミッションも目白押しでしたので、まあこれは仕方ないです。
でも、雰囲気やテーブルの料理などは、見ているだけでも楽しかったです。もちろん食べられれば言うことなしですけどね!!
解散、帰路へ
予定通りお開きになり、帰り道です。
会場で、ある程度身軽な格好に再び着替えさせてもらい、埼玉から京都へ・・・無事に帰るまでが、遠足です(迫真)
新幹線に乗る前、乗った後で、ちょっとティ子も寝てくれました。いろいろありましたからね。
生後8ヶ月なのによく頑張った、という感じでした。
家に着いたのは、10時過ぎでした。
翌日を休みにしておいて、心底よかったと思いました。
まとめ
ご参考までに、私たちの体験ベースの「生後8ヶ月の赤ちゃんと一緒に参列するメリットデメリット」を以下にまとめました。
メリット
・きちんと準備すれば家族全員で出席できる。また、外出の非常にいい経験になる
・きれいな会場、きれいな格好でちゃんとした写真が撮り放題
・その時しかできない特別な体験となり、思い出として残る
デメリット
・全旅程は相当タフ。できれば体力、気力ともに余裕が欲しい
・準備は入れすぎるほどに念を入れないと、楽しめなくなってしまう恐れも
・食事などはゆっくり楽しめないと思っておいた方が良い
大変なことも盛りだくさんですが、楽しいこともそれ以上にたくさんあるのがこういったイベントへの参加です。
是非、前向きな検討をオススメします・・・が、絶対に、無理はしないようにしてくださいね。
参加を迷っている、あなたは正常です!
よく心の声に耳を傾けて、具体的な対策を検討したうえで、プランが現実的かどうかチェックしてみて下さい。
「私たちの場合」を記事にしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
早朝から深夜まで、なかなかハードな旅でしたが、大きな事故もなく無事に帰ってこられたので、まずはそのことに感謝ですね。
また、それを達成するまでの計画立てだったり、いろいろ準備したり頑張ってくれた妻は一番の功労者です。
素敵な式を用意したり、こちらの色々な要望を聞いてくれたりした妹夫婦や、温かく見守ってくれた両家のご家族も大変、有難かったです。
すごく密度の高い一日でしたが、今妻ともあのときの話をして楽しく盛り上がれるのは、やっぱりいい思い出になったからですね。
こういった思い出を、どんどんストックして行きたいですね。
以上、結婚式出席体験談、後編でした。
赤ちゃんとの旅のお供の必需品シリーズです。↓